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Vol.12 思考には癖があることを理解する

更新日:2021年10月10日


みなさん、こんにちは。


今回の記事の内容は『思考について』です。


もし思考を変えたいという方がいましたら是非とも参考にしていただければと思います。



人によっては物事に対する考え方の癖があります。

癖にはパターンや傾向もあるので当人は癖だと気づかない場合があります。


まずはどのような考え方の癖があるのか例を挙げていきます。



デビット・バーンズ博士の理論「認知の歪み」によると、ストレスを感じやすい考え方の癖は大きく分けて10種類のパターンがあります。


1.0か100で考える

「全か無かの思考」とは、物事を両極端な考え方しかできず、中間の結果には不満やストレスを感じる華光のことです。完璧思考が強く、物事を白黒はっきりさせたいという考え方の癖です。



2.一度のことだけでそれが続くと考える

「行き過ぎた一般化」は、一度でも悪いことが起きるとこれから先も同じことが起きると思い込む癖です。例えば、一人と人間関係が悪化しただけで、自分は周りの人すべてと仲良くなれないと思い込む傾向です。ものの見方に柔軟性を失い、余計なストレスを抱えます。



3.良いことを取り除く

「心のフィルター」と、バーンズ博士は紹介しています。すべての出来事を自分の「心のフィルター」を通して見るため、物事の良い部分は見ずに、失敗やトラブルなどの悪い部分だけを取り入れます。例えば、過去の失敗だけを思い出して、自分には良いところあ一つもないと考えてしまうなどです。



4.すべてを悪い方向に考える

「マイナス思考化」は、良いことも悪いことも、すべて悪い方に考えてしまいます。「マイナス思考化」の人は、昇進した場合も喜ぶのでは無く、「まぐれ」「過大評価」と思い込み、「仕事が務まらなくて失敗してしまうかも」と逆に落ち込むこともあります。



5.思い込みや先読みをする

「結論の飛躍」は勘違いや早とちりで誤った結論を出してしまうことがあります。「結論の飛躍」には二種類あり、「心の読み過ぎ」はストレスに繋がる悲観的な勘違いです。

「先読みの誤り」は、これから起こることすべて深刻な事態になると信じてしまう考え方です。


例えば小声で話している人がいると、自分の悪口を言っていると思い込み、否定的な結論を出してしまいます。


6.悪いことは大きく、良いことは小さく考える

自分の短所や失敗を重大に捉え、長所や成功への評価が軸いことを、「拡大解釈と過小評価」と言います。「自分はダメなところばかりで、良い部分がない人間だ」などと、自分自身に劣等感を抱く傾向にあります。「自分を控えて相手を多々てること」が美徳とされる日本人に多いようです。



7.感情だけで判断する

「感情の決めつけ」は、事実に目を向けずに、自分の感情だけで物事を判断することです。

自分の感情を優先するために「私はこの人を好きになれない」と思い込む傾向があります。

また、小さな失敗もすぐに、「取り返しのつかないこと」として考えてしまいます。


8.「しなければならない」と決めつける

「すべき思考」とは、「こうすべきだ」などの厳格なルールを自分だけでは無く他人にも負わせることで、それができないと怒りやストレスを覚えます。「挨拶をしなければいけない」という考えが癖になっている人は、自分に挨拶できないと自己嫌悪に陥ります。

それに加えて、相手が挨拶をしないと怒りを覚える傾向が見られます。


9.ひとつのことで決めつける

「レッテル貼り」とは、偏った考えや思い込みによって、自分や他人に対して感情的な批判を下すことです。たったひとつの要素でその人全体を判断してしまうため、行動や振る舞いが大雑把な人に対しては、「人に対する思いやりがないに違いない」と、極端に視野の狭い考え方になってしまいます。



10.自分のせいだと思い込む

「個人化」とは、自分の周りで起こる悪い出来事の原因は、すべて自分にあると思い込む考え方です。自分だけでは無く、複数人による仕事が失敗した場合でも、「自分のせいでダメになった」と必要以上に自分を責めてしまいます

抱え込みすぎると鬱症状を発症することもあります。



以上がストレスを感じてしまう10種類の考え方の癖になります。


確かにこれは私もそうかもしれないと思うかもしれません。


次回では考え方の癖を変えるにはどうしたら良いのかを記事にしていきたいと思います。


 
 
 

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